ニュウズの影に

換骨奪胎


中古のスマホに最初からはいっていたアプリがあった。禁断の闇AIアプリで、なんでも相談にのってくれるという。AIに質問されるまま希望や願望を書き込んでいくと、だんだんと願望が現実になっていく。荒唐無稽なものは実現されないんだけど、自分の学校の淫行教師捕まれとか、駅前の品ぞろえの悪い本屋潰れろとか、毎回職質でいやがらせしてくる警官やめちまえとか書くと現実になっていく。叶わなくても、ちょっと範囲をひろげたところに影響がでてくる。例えば隣の学校の淫行教師がつかまったり。どうやらこのアプリに書き込むと、他の様々なアプリにも似たような書き込みや動画が投稿されるみたい。もしかしてAIが勝手に動画を作成したり記事を作成したり、クソリプつけたりしてるらしい。それを見て行動を起こす人が増えていって世間がアプリに書き込んだ世界のようになっていく。調子に乗って、ありもしないことを書きこんでいくと、嘘でも本当のようになっていく。最後核戦争おこっちまえと描こうとしたところで友達にアドバイスされる。それが昔、メディアや政府が捏造した記事や行動が戦争を引き起こした。新聞やラジオが報道しない情報は全て無いと考える人たちがいた。真実は関係なくて情報を得る手段が限られてそこでの考えが自分の考えのように感じてしまう。それらは偏った見方が個人の価値観を作り上げる。といわれて、主人公は別に核戦争起こってほしいんじゃなくて腹いせだったので怖くなってアプリを消す。その前に一個だけ願望を書く。お金持ちでモテモテになりたーい!



フィルターバブルが規制されてる世界線とか?現在では規制されているが(情報の多様化の強制?もしくは教育)他のアプリを見るようになったら


せっきょうくせーーーーーーーーーーー


肝はなんだ

面白アイテム 描いたことが実現するタイプライター→デスノート

願いが全部叶うんじゃなくて、叶いそうで叶わないことは叶わない。ちょっとづつ叶う範囲が広がっていく。最後は捨てなきゃいけないくらい、自分の手に負えないぐらい規模がデカくなっていく。最後は、物語の世界と読者の現実の世界がリンクしていって恐怖を覚えてやめる。オチは最後の要求がオープニングとリンクする。もしくはホラー映画の最後みたいな後に繋がる悲劇を予感させるオチ。








登場人物

あらすじ

ゴシップ誌の社長かつライターの23歳の男が、親父から受け継いだ”隕石で作ったタイプライター”で記事を書いたら、何の裏付けもない記事がどんどん本当になっていく。ただし、全くありそうもない荒唐無稽なものは本当にならない。付き合いたい女性との交際を記事にしたり、むかつく警察署長を犬にかませたり。調子に乗って、大統領選挙について自分が望む人を当選させようとしたらアシスタントに注意される。親父も昔これを使って荒唐無稽な記事を書いてた。その結果大恐慌を引き起こしたり、世界大戦がはじまったりした。怖くなって、最後に記事を一つだけ書いてしまうことにする。記事によって付き合った女性との間に生まれる子供の話を書く。それは昔父親が自分のことを書いたのと同じかき方。最後に、”このタイプライターが効力を持ち続けるかわからないが・・・”といったあとに、女優のおなかの中には赤ちゃんがいる。って言って終わり。

面白いところ

荒唐無稽な記事が多少だけ叶うこと。ドラえもん。それが空想の世界から歴史上のイベントと結び付けることで、ぐっと読者との距離がちぢんでる。理屈はいーんだよ!って割り切りがいい。

雑念

アイテムが時間を越えたり、空間を超えるところが面白いから、、現在未来過去吹っ切って壊滅した世界もネタでしかなくて。。。なんもうかばない。やっぱり読んでからすぐ描き始めないとこの世界が当た真ん中に流れてこない。立場がある人が苦悩するシーンがいいのかな自分がやるならば、、、立場の違い、キャラクタがヤな奴で、、、キャラクタ設定で何も思いつかない。やっぱり読んですぐじゃないと構造が頭に入ってないのと時間の制限がないととりあえず完成させない。30分で一本かけるような集中力を持たせる。