GPの干渉 線の貫通
グリースペンシルの面が貫通してしまう問題
パターン1 グリースペンシル同士の干渉
グリースペンシルの干渉問題についてです。空間上は奥にあるグリースペンシルの線が、手前にあるグリースペンシルの面を貫通して浮き上がってきます。どうやったら空間的にカメラに近いグリースペンシルが上に表示されますか?
ChatGPT:
グリースペンシルでの奥行き関係(Z順序)の問題は、設定やオブジェクトの構造を調整することで解決できます。以下に考えられる解決方法を示します。
GreasePencilのプロパティで、Stroke Depth Orderの順番を2Dのレイヤ順から3D空間上で設定すればいい
パターン2 3Dのアウトラインがグリースペンシルの面を貫通してしまう
解決法:
プロパティ画面の、Output(プリンタマーク🖨)からPostprocessingのチェックをはずす
おなじプロパティ画面のRender設定で Freestyleのチェックをはずす
1. Freestyleのチェックを外す
何が起きるのか?
Freestyleによる線描効果が無効化されます。
これにより、シーンの輪郭線やアート的な線が消え、純粋に3Dのマテリアルやレンダリング設定に基づいた結果だけが表示されます。
どうして線が透過していた?
Freestyleでは、線がレンダリング結果に**合成(Compositing)**される形で描画されます。
Freestyleが無効になると、その線がなくなるため、透過部分やオブジェクトのマテリアルが本来の設定に戻ります。
2. SceneのPost Processing > Compositingのチェックを外す
Compositingとは?
Compositingは、Blenderのノードを使用してレンダリング結果を後処理する機能です。
色補正、フィルタリング、エフェクト(グレアやブルームなど)を加える場合に使用します。
チェックを外すと?
Compositingノードで行った処理が無効化され、レンダリング結果はポストプロセスなしの状態で出力されます。
Freestyleの線もCompositingによって合成される場合があるため、これを無効にするとFreestyleの線が適用されなくなることもあります。
なぜ線が細くなった?
Compositingをオフにすると、ノードで適用されていた線の太さの変更やエフェクトが無効化される可能性があります。
結果として、元の線の見た目やサイズが変化したように見える場合があります。
FreestyleとCompositingの関係
Freestyleで描かれる線は、レンダリング結果の画像に後から合成される仕組みです。
Compositingが無効になると、その合成プロセス自体がスキップされるため、線描効果が完全に消える場合があります。
どうすれば良いか?
1. Freestyleを使用する場合:
Post ProcessingのCompositingを有効にしておく必要があります。
必要に応じてFreestyleのLine Style設定で線の太さや色を微調整します。
2. Freestyleを使用しない場合:
FreestyleとCompositingの両方を無効にして、3Dのレンダリング結果だけを出力します。
3. 本来の透過マテリアルの表示を優先する場合:
FreestyleやCompositingをオフにして、マテリアルやレンダリング設定だけを反映します。
結論
Freestyleを無効化すると、レンダリング結果がシンプルになり、3Dオブジェクトの本来の見た目に戻ります。
Compositingを無効化すると、ポストプロセスエフェクトが適用されず、最小限のレンダリング結果になります。