Delta transformsってなに?

Delta transformが色んなところで出てくるけど、どんな意味なの Blender

アニメーションをさせるときに、繰り返し同じ動きをさせる場合とかに有効らしい

デルタ=

2つの値または状態の差分をあらわす用語 


初期状態から現在の値の差を、デルタって格納庫に入れる。そのデルタを5回繰り返してね。って命令すると、同じ動き(初期状態から現在の状態への動き)を5回行う。

デルタ=差

位置は絶対的な位置/回転ではなく、現在の位置/回転からの相対的なものです


キーフレームで0度から90度までの回転を普通に行った場合。オブジェクトを45度回転させても、アニメーションを再生すると、0度から90度まで回転したままです。

0度から90度までのデルタ回転をキーフレーム化した場合。オブジェクトを45度回転させ、アニメーションを再生すると、45度から135度まで回転します(現在の状態から90度の差)。


デルタ変換の値は、オブジェクトのプロパティにあります。

使用例

X軸に沿って前後に動くオブジェクトをたくさん作りたい場合


立方体をA点からB点(X軸方向に5ユニット)へ移動し、A点へ戻るアニメーションを作成する。

この立方体を複製し、複製を点Cに移動します。このオブジェクトは、X軸に沿って5単位移動し、再び戻るという元のアニメーションを繰り返すようにします。

アニメーションを再生する。

2つ目の立方体は、点Aにスナップバックし、元の立方体とともに点Bに移動する。

このアニメーションは、デルタ・キーフレームではなく、絶対位置キーフレームを使用しています。

スペースバーで delta を検索すると、絶対変換をデルタ変換に変換することができます。Animated Transforms to Deltas」を選択します。これは、実際にデルタトランスをキーフレーム化するようなものです。

これで、複製したオブジェクトを点Cに移動すると、スナップバックせず、X軸に沿って現在の位置から5ユニット移動します。

複製を何度も繰り返すと、それぞれの複製は、現在の位置からX軸に沿って5ユニット移動します。