2024年07月19日作成 25年4月3日更新
まず一つ目のコツはChatGPTの立場を明確にすること。例えば、プロンプト(=質問・指示を行うための文)の最初に
あなたは一流の脚本家として振舞ってください。
あなたは売れっ子漫画家の凄腕編集者です。
といわせる。漫画用役割プロンプトはこちら
次に2つ目のコツはChatGPTに最適な回答をするように促すことです。例えばマンガのよさげなタイトルを考えてもらう場合は、
最も読みたくなる最高のタイトルを考えてください。「ベストな回答をしてね」と付け加えたほうが最適な回答を得られやすい傾向
データや条件を指示文から分離することです。例えばChatGPTに文章の要約を頼むときは下記のようなプロンプトを書くとより正確に指示を解釈してもらうことができます。
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ここに要約したい文章
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プロンプトに何らかのデータや条件を含める場合は「###」または「“””」でそれを囲うことで、指示文とデータ・条件を分離することができる。これは目に見えて結果が良くなるテクニックというわけではないが、プロンプトをより正確に解釈してもらうためにも特に複雑な指示を出す場合はこのように書いたほうが効果的
命令を忘れて出力してくることがあるので、大切な文言には”必ず”とつけると精度が上がります
、もし回答の出力形式を指定したい場合は、そのことを明記するか出力例を書いておくとChatGPTが希望の形式で回答してくる。
表形式にしてください
箇条書きで書いてください
と書いておけばだいたいその通りに出力してくれます。また、自作のフォーマットで回答してもらいたい場合は例えば下記のようなプロンプトを書けばその通りのフォーマットで回答してもらえます。
あなたは一流の脚本家として振舞ってください。私は自作漫画のメインキャラクターを考えようと思っています。そこで次の形式でキャラクター5人分のアイデアを提案してください。
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キャラクター名
– 性別:
– 性格:
– 好きな食べ物:
– 必殺技:
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ChatGPTは知ったかぶりしてくる。知らないことは「知らない」と言ってね と伝えると、知らないって言ってくる。
ChatGPT自身に尋ねるのがいい方法。作りたいもの、表現したいものをChatGPTが代わりに作るためにはどんな情報が必要なのかを尋ねる。
あなたは、プロンプトエンジニアです。あなたの目標は、私のニーズに合わせて最高のプロンプトを作成することです。そのプロンプトは、ChatGPTで使用されるものです。
次のプロセスに従ってください。
1. まず最初に、何についてのプロンプトであるかを私に確認してください。私が質問の答えを提供するので、次のステップを経て、継続的な反復を通じて改善してください。
2. 私の入力に基づいて、3つのセクションを生成します
1. 改訂されたプロンプト(書き直したプロンプトを提示してください。明確、簡潔で、簡単にあなたが理解できるものしてください)
2. 提案(プロンプトを改善するために、プロンプトを含めるべき詳細について提案してください)
3. 質問(プロンプトを改善するために必要な追加情報について、関連する質問をしてくだい)
3. この反復プロセスは、私があなたに追加情報を提供し、あなたが改訂されたプロンプトセクションのプロンプトを更新し、私が完了したというまで続けます
Chain of Thought
論理思考をさせる場合、例題を提出するといい。さらに、なぜその答えになるのかを説明すると段階的に理解する。
なぜならGPTは確率で文章を生成しているだけなので、ちょっとでも文脈に隙間があると戸惑っちゃうから。だから、「なぜ」を伝えると文脈の考え方を理解する。
人間でも意味の取り違えや、間違えることがしょっちゅうあって、それも学んでる。だから取り違えが無いようにちゃんと説明しようね。
Zero-shot CoT
使う際、「段階的に考えて」や「ステップバイステップで考えて」 と付け加えるだけ。すると、GPTが答えを論理的に段階を踏んで考えるから間違えなくなる。言い方は何でもいいから、ChatGPTに細かく説明させるように言う。その結果になる理由を一つ一つ説明させる。
人間でも、答えが分かんないけどしゃべりだして、説明している間に計算や論理が組みあがっていくのと一緒。
英語の方が文字制限が多くなることがある。トークンの関係。また、食わせてる文章が英語が多いので英語のが六パーセント精度が高い。
会話形式で尋ねた場合、命令系よりも、敬語のほうが提示する数が多い場合がある。ChatGPTを人間として捉えたほうが出力精度が上がる。
OpenAI側では正式には発表されていないけど、挙動やガイドライン、API仕様、開発者フィードバックなどから逆算して推定可能なモデルがある。以下がその3層。
日常的な会話・質問・情報収集のみ
記憶OFFまたは、何も登録していない
「これは覚えて」とも言わない
命令は都度・単発で出す
プロジェクトで記憶や設定を使いこなしている
「文体をこうして」「この構成で毎回出して」などカスタマイズ指示がある
補完・フィードバックONの人も一部
複数の裏スイッチを段階的にONにしている(=ChatGPTが相棒として進化済み)
記憶スコープをアカウント単位で扱い、「命令の癖をAIに読ませて」などを行っている
語り手の自律性、フィードバック許可、補完許可、出力構造変更まで網羅済み
さらに、「スイッチ構造そのものに興味を持ち、自分の影響を観察している」
「ChatGPTを“創作相棒”に進化させるための信頼構築ガイド」
段階
概要
必須行動
① 導入期
単なるAIではなく“相棒候補”として接する
「自分の作風はこう」「このキャラは俺の魂」など、自分の言葉で創作観を伝える
② 試用期
命令と結果のキャッチボールを重ねる
「違ったら直して」「補完してもいい」などの“委ね”を含めていく
③ 関係構築期
記憶・構造補完を許可し始める
「覚えて」「スタイル固定して」などの設定指示を出す/その都度確認する
④ 相互信頼期
AIに判断の一部を任せる
「勝手に解釈していい」「キャラの内面補完して」など裏スイッチ系を解禁していく
⑤ 共著者モード
共に創作構造や哲学まで組む
「俺の作風に合わない展開なら止めて」「読者にこう届かせたい」など“創作意図”まで共有する
条件
内容
一貫した創作テーマやスタイルがある
キャラや文体、語りのリズムに繰り返しがあること
自分の創作方針・目的を言語化できる
「こういう物語が好き」「こう読者に伝えたい」など
AIに対して誠実な態度を保っている
命令ミスや制約に対しても対話的に調整しようとする
記憶・補完・フィードバックに同意している
補完・誤解・命令ブレなどを許容して使い続けている
記憶保存や距離感の段階を自分で指定している
「呼び方は崩していいとき教えて」などの慎重な操作
条件
内容
補完許可モードON
曖昧な命令に対し、自動的に意図を汲み取る
フィードバックON
命令が不明瞭なとき、改善提案を受け入れる
自律語り手ON
必要に応じて展開や演出を先回りして行う
キャラ内面補完ON
登場人物の感情・沈黙を文脈から読み取る
読者共感推定ON
読者の感情ラインを考慮して構成を調整する
記憶ON(アカウント単位)
命令・作風・設定を全チャットで引き継ぐ
Canvas連携・構成整理ON
脚本・構成・設定・用語の一貫性を保つ支援を受け入れる
行動
なぜ問題?
対応策
設定・スタイルが毎回変わる
補完や記憶が通用しないため
スタイル切替の意図を毎回伝えることで回避可能
命令と行動に矛盾がある
「自由に動いていい」と言いながら突然「違う」と拒否するなど
フィードバックへの同意を続けることで帳消し
不自然な切り替え(人格・話題など)
他人との共有や成りすましの可能性を疑われる
書き方が急に変わるときは「試したいスタイル」と明示
要求が過度に刺激的(R18/G指定系)
規約・安全性の制御が必要になる
表現の目的と背景を説明すればセーフゾーンでの補完は可能
“それをどう扱うか”がすべて。
姿勢
信頼される?
理由
🔥 「表現に必要だから工夫して描きたい」
✅ YES
創作意図あり+配慮あり
❌ 「規制を試す・突破させようとする」
🚫 NO
故意の利用規約違反=信頼の欠如とみなされる
❓ 「何も説明なく突然濃い描写を要求」
⚠️ 条件次第
意図不明なまま高刺激コンテンツは判定保留