NijiGpenの基本的なインストールは上記サイトを参考にしてください。
この記事はNijiGpenが上手くインストールができなかった人に向けての記事です。
便利そうなプログラムなのに上手くインストールできなくて困ってたのでGeminiに相談しながら解決した行動をまとめました。
多機能なグリースペンシル描画ツール「NijiGPen」は非常に便利ですが、インストール時に「ライブラリが不足しています」というエラーに遭遇することがあります。
この記事では、scikit-imageやnumpyなどのライブラリに起因するエラーの根本的な原因と、それを解決するための確実な手順をまとめます。
エラーの根本的な原因は、主に以下の3つに集約されます。
Blenderが独自のPython環境を持っている BlenderはPC全体で使われるPythonとは別に、Blender専用の独立したPythonを内蔵しています。そのため、通常のPCのコマンドプロンプトでライブラリをインストールしても、Blenderはそれを認識できません。
ライブラリのバージョン互換性問題 (numpy競合) NijiGPenが必要とするライブラリ(scikit-imageなど)は、NumPyという非常に重要な基盤ライブラリに依存しています。しかし、最近NumPyはバージョン2.xにメジャーアップデートされ、古いコードとの互換性が一部失われました。NijiGPenが必要とするのは古い**NumPy 1.x系なのに、自動でインストールされるのは新しいNumPy 2.x系**だったため、cannot import name 'False_'のようなエラーが発生していました。
依存関係の連鎖破壊 (モグラ叩き現象) scikit-imageをインストールした後、scipyが必要だと言われ、scipyをインストールすると今度はnumpyが新しいバージョンに上書きされてしまう…という「モグラ叩き」のような現象が起きていました。これは、新しいライブラリをインストールするたびに、依存するnumpyのバージョンが自動的に更新されてしまうためです。
この問題を最も確実に解決する方法は、「Blender専用のPython」に対し、「必要なライブラリ」と「正しいバージョンのNumPy」を一度にまとめてインストールすることでした。
この問題を解決するために、「正しいバージョンのNumPy」をインストールするよう直接命令します。これにより、pipが自動で間違った判断をするのを防ぎます。
まず、Blenderを完全に終了してください。
コマンドプロンプトを管理者として実行します。
以下のコマンドをコピーし、黒い画面に貼り付けてEnterキーを押してください。
Bash
"C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 4.5\4.5\python\bin\python.exe" -m pip install triangle numpy==1.26.4 --upgrade --target="C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 4.5\4.5\python\Lib\site-packages"
このコマンドは、「numpyのバージョン1.26.4」を、Blenderの正しい場所にインストール(または更新)しなさい、という最も確実な命令です。
#### ステップ3:Blenderでアドオンを有効化
Blenderを起動(または再起動)します。
編集 > プリファレンス > アドオン と進み、「インストール」からダウンロードしたNijiGPenのzipファイルを選択してインストールします。
アドオン一覧で「NijiGPen」を有効化して、NijiGpenの設定の中のInstallボタンを押して足りないプログラムをインストールする
この手順で、複雑なPythonの依存関係問題をまとめて解決できます。お疲れ様でした!🎉
一番上の導入サイトだけだと上手くいかなかったので試行錯誤で半日つかっちゃった・・・